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砂地の土壌改良の仕方(豊田グリーンソイルの資材を使って)

⦿愛知県(西日本 東海~中国地方全域)の土壌の特徴は?

 

 愛知県は真砂土が広がる地帯で、一般的に流通している土はサバ土と言われる真砂土=山砂がほとんどであると思います。外構業者さん達に依頼すると、恐らくこのサバ土が運ばれてくることが一般的です。

 このサバ土ですが、そのままでも栽培することは可能ですが、以下の特徴を持っています。

 

 メリット

  •  通気性や排水性が良い

 

 デメリット

  •  腐植が生成しづらい。そのままでは有機物を入れても団粒構造は発達しにくい
  •  保肥力(肥料持ち)がわるい
  •  保水性(水持ち)がわるい→すぐ乾燥して、水遣りをこまめにしなくてはならない
  •  次第に固く締まりやすくなる

 

 サバ土だけでも、栽培出来なくはないですが

  • 日照りが続けばすぐに水不足をおこしてしまう
  • 肥料がすぐに雨でながされてしまう
  • 土が固くしまり、ふかふかになっていかない

 

 この様な欠点を補ってやると、非常に栽培しやすい土に変わります。

 

 よく、土づくりには、堆肥だと牛糞堆肥を施せばいいと言われますが

牛糞堆肥は、養分のバランスが極端なので、大量に施すと成分のバランスが崩れ

土壌が極端に偏った成分に陥ってしまいます。

 また、堆肥を投入しているだけでは、残念ながら土づくりは完成しません。

真砂土と堆肥だけでは、有機物を投入してもすぐに分解されてしまい、腐植の生成また団粒構造の発達した土となるまでいきません。特に真砂土は単粒構造の土で粘土分をあまり含んでいないからです。

 団粒構造の発達した土にさせるためには、堆肥だけでなく粘土鉱物などの粘土分が必要となります。粘土物質と有機物が結びつくと、粘土・腐植複合体が形成され、これらが集まってミクロ団粒→マクロ団粒といった団粒構造を形成していくのです。

真砂土の欠点である水持ちや肥料持ちを補ってあげるために、粘土鉱物や腐植の生成によって保水力と保肥性を改善してあげることが必要となります。また土をやわらかくさせる改良材も必要になります。

大切なのは、土壌の物理性、生物性、化学性をバランス良く改善してあげることです。

 

 豊田グリーンソイルの土は堆肥だけでなく、これら粘土鉱物や腐植や改良材を含んでいるので

 そのまま土に鋤き込むことによって高い改良効果があります。

 

ちなみに、一般的な砂地の改良例は以下の通りです。

1.最初に多めの堆肥を投入(肥料持ちや腐植の増加を促す) 2.5~3㎏/m2

2.粘土分を投入(水持ちと肥料持ちを良くする) 例、バーミキュライトなど

3.混入後、最低でも2週間は寝かし土と良く馴染ませる。

 

園芸の教科書には、上記の様なことが書かれていますが、これら堆肥を規定量入れようと、小袋を買ってきて入れようとすると結構な数になり、手間と回数とコストも結構な値段になってしまいます。

また、粘土分等も一般的に売られているバーミキュライトなどでは、とても高価で畑や庭に入れるととんでもない金額になってしまいます。

規定量も2.5~3㎏/m2と分かりにくいですよね。(換算すると5~8ℓ程度/m2)

 

上記で述べた弊社の土壌改良で、一般的な土壌改良に示す成分を満たすことが出来ます。

 

 

⦿改良するのに施す量は?

 

 一般的に示す土壌改良の目安として、豊田グリーンソイルの改良用土は20L/m2程度です。

 

 しかし、砂地(真砂土含む)の場合は、土が温まりやすく乾燥しやすいので有機物の分解が非常に早く、有機物を投入してもすぐに分解されてしまいます。

通常の目安としては20L程度で十分ですが、砂地では最初に多めの堆肥を投入て一気に土壌改良した方が効果は高いので、倍近くのの50L程度投入した方が砂地では確実に効果があります。50L鋤き込んでも、黒土を客土するより費用は安く済みます。

 

  •  1m3の園芸用土で20Lの場合は、50m2分を撒くことが出来ます。
  •          50Lの場合は、20m2分を撒くことが出来ます

 

 なお、栽培後の投入量に関しては、通常通りに戻してください。

 

⦿鋤き込み方は?

 

 砂地での栽培は乾燥しやすく、分解されやすいので、表層を最低限耕し施すのが基本です。

その後は、なるべく土を耕さずにするのが基本です。(耕すと空気が入って、土壌微生物が活発になりすぎ、すぐに有機物が分解されてしまうから)

ただし、最初に多めの堆肥を加え、一気に土壌改良する場合は、全体に混ざる様に(30㎝程)鋤き込んでください。

 畝も乾燥しやすいので、平畝として、有機物マルチや敷き藁や刈草などで土の乾燥を防ぐのも効果的です。

 

⦿栽培後は?

 

 最初に多めの堆肥を投入されているならば、後は量を控えめにして継続的に有機物の投入を続けていただければと思います。

 

  • 豊田グリーンソイルの改良用土を10~20L程度投入する
  • バーク堆肥や腐葉土、牛糞堆肥など各種堆肥を2~3㎏=5L程度/m2施用する
  • 緑肥作物を栽培して鋤き込んだり、収穫物残渣を鋤き込む

 

なお、真砂土は、K(カリウム)が放出される鉱物の特徴があります。Kは牛糞堆肥にも含まれいて、牛糞堆肥を施用し続けるとKがどんどん蓄積されてしまいますので、牛糞堆肥を使用される場合は少量にするように心掛けましょう。ただでさえ、牛糞堆肥は養分のバランスが崩れやすく連用するとカリウム過剰になりやすいので特に注意が必要です。

いずれも、土の状態を良く見て観察し、適切な資材を施し、腐植の維持につとめるようにしましょう。

 

まとめると

  • 真砂土は、保水性と保肥性に劣る
  • これらを改良するために、最初に多めの堆肥で一気に改良する
  • その後は、通常通りの堆肥等の施用で腐植の維持につとめる