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壌土ってなに?壌土の説明と土壌改良の仕方

壌土の土壌改良の仕方

 

〇壌土とは?壌土の特徴

壌土という言葉を聞いたことがない人もいるかもしれません。

壌土とは、砂と粘土がだいたい半分半分混ざった土のことを言います。

 

この壌土という土の簡単な確認の仕方は

少し湿らせた土を、少量指先でつまみ、指先で棒状に伸ばす(こねてみる)と分かります。

その結果、鉛筆くらいの太さ~マッチ棒くらいの太さまでになった場合、その土は“壌土”だと言えます。

 

壌土というのは、野菜や作物の栽培の多くに適していて

水持ち、水はけ、肥料持ち、通気性のバランスがとれた土となっています。

砂質の様に、水切れの心配もあまりなく

粘土質の様に、水がはけていかないといった心配もなく

栽培のしやすい土として、よく育つ土です。

 

〇土壌改良の量は?

壌土は粘土分も含んでおり、腐植が生成されていく土なので

継続的に有機物を投入して腐植を生み出し、団粒構造を維持または増やしていく土づくりを目指します。

 

 ですので、

  • 豊田グリーンソイルの培養土を10~20L/m2施す
  • 各種有機質堆肥を鋤き込む
  • 植物残渣や刈草などを鋤き込む

 

いずれかの方法で、有機物を投入し、腐植と団粒構造の維持に努めましょう

 

〇畝の高さは?

  • 乾燥を好む野菜は高畝とし、排水を促し、通気性を高めてあげましょう
  • 水を好む野菜の場合は、平畝にしてもいいかもしれません

 

いずれにしても、壌土は栽培しやすい土なので

難しく考えずに、気楽に栽培してみましょう!

 

 

ちなみに、豊田グリーンソイルの黒土もこの壌土に分類される土です。

 

(厳密には、砂壌土~壌土の間です。また、壌土でないと育たないのかというとそうでもありません。砂質でも、粘土質でもそれぞれにあった土づくりをして、改良してあげれば大丈夫です。一部例外的に、極端に水持ちを好むサトイモなんかは粘土質がいいとかありますが、それぞれにあった土づくりをして改良してあげればいいわけです。)